当院の入れ歯治療

「保険の入れ歯ではよく噛めない」と考えている患者さまにこそ、保険の範囲内で本当に満足できる入れ歯治療をご提供したいと考えています。

35年以上の経験があるからできる入れ歯治療

当院の院長は、田代歯科医院を開院するより前に、入れ歯治療において素晴らしい技術を持つ開業医のクリニックにて勤務医をしていました。その期間を含めると、入れ歯の治療経験は優に40年を超えます。

その間も様々な研修会に参加したり専門書を読んだりして知識や技術を取り入れながら、これまでたくさんの入れ歯づくりに携わってきました。

豊富な治療経験を活かし、患者さまが本当に満足できる入れ歯づくりに取り組んでいます。

治療の良し悪しは患者さまが決めること

長い治療経験の中で、「患者さま自身が満足しなければ、その治療には意味がない」ということを実感しています。

高い材料代や技工料を支払ったからと言って、治療が必ずうまくいくとは限りません。さらに言うなら、歯科医師がどれだけ満足いく入れ歯をつくることができたと思っても、患者さまにご満足いただけないのなら、その治療は結局「失敗」なのです。あくまでも、治療の良し悪しを決めるのは患者さま……その考え方は、当院の治療の基盤にもなっています。

入れ歯を装着したときに患者さまが痛みを感じ、それを我慢して自宅にお帰りになり、食事中にその入れ歯を外している……私たちにとってそれ以上にショックなことはありません。だからこそ私たちは、患者さまが満足できない入れ歯については、もう一度おつくりすることをご提案するようにしております。

当院では保険での入れ歯治療をメインに取り扱っておりますが、より良い入れ歯をお求めの患者さまのため、ご希望に応じて自費での特別な入れ歯治療をご提案することもできます。まずは私たちに、患者さまが抱える悩みやトラブルをじっくりお聞かせください。皆さまのご相談・ご来院をお待ちしております。

お口の中の違和感をできるだけなくす工夫

入れ歯や歯のかぶせ物を作る歯科技工士にも得意な分野や苦手な分野がそれぞれあります。そのため、当院では入れ歯づくりが得意な歯科技工士さんに入れ歯作りを依頼しています。

作製をお願いした歯科技工士さんと細かな相談を重ねながら、入れ歯をつけた時のお口の中での違和感や噛んだときの入れ歯強度をしっかりと意識し、丁寧に作製を進めていきます。歯科技工士さんとはもう20年以上お付き合いさせていただいておりますので、細かい意思の疎通もスムーズに行えます。

院長自ら「入れ歯型どり専用トレー」を作成

満足のいく入れ歯を作るには、お口の中を精密に再現することが大切です。そのためには型どりがポイントになってきます。

当院では入れ歯を作るために2回、型を取ります。

それぞれの患者さま専用の型取り道具「個人トレー」を作るための大まかな型どり
作成した「個人トレー」でよりお口に合わせた精密な型どり

通常、歯科技工士が担当することの多い「個人トレー」ですが、当院では院長自ら作ります。患者さまの入れ歯を実際に作る院長のほうが、患者さま専用の型どり用具である「個人トレー」をどういう風につくれば良い入れ歯ができあがるのか、より明確にわかるからです。

当然ながら、院長自身が行う作業は増えますが、患者さまにもっとよく噛める入れ歯をご提供したい、装着したときに痛くない入れ歯をお渡ししたい……その思いを再優先に考え、このような行程を採用しています。保険治療であっても自費治療であっても、院長自らがこの工程を行うことは満足度の高い入れ歯作りに欠かせないと思っております。また、院長が作業することで技工料を安くできるため、より良心的な治療費で患者さまに入れ歯をご提供できます。

保険の範囲の入れ歯でも金属を使用

なお、当院では保険の入れ歯でも金属の裏打ちが可能です。裏打ちをすることで、お口の中の違和感をより少なくできます。このように、できる限りの工夫や配慮を重ね、患者さまがより良い入れ歯に出会えるようにと願っています。

また、保険適用内で作製した場合、入れ歯の厚みに違和感をもつ患者さまが少なくありません。プラスチック製の入れ歯ですと、補強するためにどうしても分厚く作らざるをえません。当院の入れ歯作製は、プラスチックだけでは分厚くなりがちな部分に金属のプレートを入れることで、薄くても強度を保ち、違和感を覚えにくい工夫をしております。